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俳句コンテスト 入賞作品 

今年の5~6月に、掛川花鳥園と、加茂花菖蒲園で行われた、俳句コンテストの入賞作品が決定いたしましので、ご紹介いたします。


2008 掛川花鳥園 俳句コンテスト 28名参加 33作品

優秀賞  小山 忠   黒鳥に しゃぶらせてみる 小指かな
          寸評  90歳のご老人が童心にかえっている様子がよく出ている。

金賞    池端伸二   水の輪が 広がる先に グッピーの群れ
          寸評  俳句はよく見る事である。水輪の広がる先までよく見ている。 

銀賞   有賀みよこ  大ハスに 乗せてみたいな 我が孫を
          寸評  オオオニバスの葉を見て、孫に対する思いがよく出ている。

銅賞   大田      フクロウと 鷹の競演 初夏の昼
          寸評  飼いならされたフクロウと鷹が演技を競っているところが面白い。

入賞   増田浩二   フクシアの 花摘む女(ひと)を めでる風
          寸評  フクシアは晩夏の頃の花。この花を摘んでいる人を風がめでている。

子供の部
金賞   森下留衣   ペンギンが ペタペタ歩き 楽しそう
          寸評  ペンギンの歩く姿が見えてくる。「ペタペタ歩き」がよい。

総評
俳句を作るとき、写生から始めると良い。季語を1つ入れる。俳句で「花」といえば桜のことです。桜以外の花は「○○の花」とします。子供たちの句は素直でよい。ペンギンは季語ではないが、子供らしくてよい句です。



2008 加茂花菖蒲園俳句コンテスト 79名参加 107作品

最優秀賞 内田洋子   降る雨に 色沈めをり 花菖蒲
          寸評   俳句のベテランの句です。「色沈めをり」がなんとも見事です

優秀賞  根岸健三   幾年(いくとせ)も 菖蒲に引かれ 加茂の地へ
          寸評   何年も菖蒲に惹かれてこの地に来たのであろう。心がこもっている。

金賞    杉本壽男   加茂荘の 時をとめたる 花菖蒲
          寸評   加茂荘の花菖蒲に感動し、時間が止まったと思った。

銀賞    奥野元子   風わたる 菖蒲の海に 夏衣
          寸評   揚句は「夏衣」で一句を成功させた。

銅賞    大石多恵子  花菖蒲 見とれて友に 遅れたり
          寸評   友のことなど忘れて菖蒲に見とれている作者がいる。

入賞    鈴木 都    蓮池の 隅でにぎやか 半夏生
          寸評   半夏生草である。蓮に圧倒されていても負けていない。

入賞    横田澄江   喧燥の 街遙かなる 菖蒲園
          寸評   街の喧燥を離れて、静かな時を過ごしている。

佳作    村松二本   つばくろの 飛び込む庄屋 屋敷かな
          寸評   古い庄屋屋敷に毎年燕が来ている。ここに子燕もいる。

特別賞  石崎四郎   老鶯や 庄屋御膳の 彩美しさ
          寸評   物を生かした句である。老鶯の季語が良い。


加茂花菖蒲園 子供の部
    
金賞    田島詩織   かたつむり あじさいのうらで かくれんぼ
          寸評    あじさいの裏にいるかたつむりをかくれんぼと把握した良さ。

銀賞    仲山麻耶   育つんだ 光をあびて スイセンは
          寸評     素直な心が良い。 


審査員 香川修廣先生 略歴 
徳島県生まれ 昭和55年原田喬先生に師事。平成11年句集「海峡」出版 静岡県俳句協会理事 「椎」同人会会長 「寒雷」同人 「欅」同人

総評
選に当って原則として、5・7・5で季語を入れる伝統俳句を選んだ。そして原則として季語は一つでありたい。
子供の句には素直で素朴・平明ですばらしい。大人の句には虚と実をうまく言っている。



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