タテナギの名前
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2月16日 今回は午後3時からにの飛行ショーで登場するハクトウワシのタテナギの名前の意味について、新しい情報を教えていただきましたので、そのことについてお話ししたいと思います。
これまでタテナギは、アメリカの先住民族の言葉で「風」を意味する言葉と教えられていました。ハクトウワシは北米に分布しアメリカの国鳥になっていますが、同時にアメリカの先住民族にとっても聖なる鳥で、今でも彼らのダンス衣裳や正装の羽根飾りなどに、この鳥の羽根が使われることがあります。
先日、NHKエンタープライズの横須賀様という方が取材のため当園を訪れ、このタテナギとその名前の由来を聞き、ピンとくるものがあるとして、後日メールにてご連絡をいただきました。横須賀様は北米インディアンに関心があり、その見地からのご意見でした。
それによりますと
「彼らの言葉、ラコタ語では、「風」を「タテ」と申します。おそらくそれと何か関係あるのでは、と思われたのです。
では、「ナギ」とは? ・・・・ラコタ語では、確か「幽霊」?
ラコタ語の辞書で確認しましたら、「ナギ」は「魂(soul)」や「霊(spirit)」という意味でした(ちなみに「幽霊」は「ワナギ」でした。「肉体から遊離した魂」の意だそうです)。
このようなことから「タテナギ」は、英語に訳すと"Spirit of Wind"、日本語では「風の精」といった意味になるでしょうか。」
「風の精」・・・ そうですね。確かにただ「風」と言うよりは、この雄大な鳥に対する、この鳥を聖なる鳥と崇めてきた人の想いが伝わってきます。
この鳥は、北米の先住民族にとって、偉大な大自然の神、その象徴ではなかったかという気がします。
このタテナギはまだ生後4歳ほどのメスで、頭部や尾羽根はまだ白くなっていませんが、それでも以前に比べると尾羽のの内側など、だいぶ白っぽくなってきましたので、あと1~2年ほど経てば、さらに白くなって来るのではと、それを期待しています。
この横須賀様のメールを頂いて後、スタッフもショー中のアナウンスで「風の精」と語っていました。ショーでは翼を広げると2mにもなる大きなワシが、お客様のすぐ近くを飛びます。とても迫力があり見ごたえがあるショーです。
このハクトウワシ・タテナギの飛行ショーは、午後3時からの飛行ショーのなかで行われますが、雨天や風の強い日、担当のギャリーさんのお休みの日は行われませんので、ご了承頂ければと思います。
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- [2010/02/16 00:00]
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