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天上の花園 

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1月30日 植物スタッフにブログのネタ、何かありますか~っと聞いたところ、「じゃー今年もまた上に上がってみますか?」というので、それじゃーということで、一年ぶりにまた上がって撮ってみました。

当園では頭上に多くの植物が吊ってあるので、植物スタッフは普段から高所作業車で植物の管理を行っています。そのスタッフが、今、インパチエンスが上から見ると花の海みたいでとてもきれいだから。と言います。

今回は当園の植物スタッフでないと見られない光景をご案内いたします。

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高所作業車に乗って、まず3mばかり上に上がってみました。この場所は、当園の大温室に入ったすぐ右の場所。ちょうどふれあいゾーン入り口の手前のあたりより、西方面を見た様子です。

もう花だらけでとてもきれいなのですが、なんだか曇ってませんか?

これは、地上から3m上がっただけで温度も湿度も地上よりずっと高いので、いきなりカメラのレンズが曇ってしまったのです。それでもだいぶレンズの曇りが取れてから撮ったものです。

地上は快適な気温でも、ほんの3m上はもう真夏に近い暑さでした。この環境のなかでインパチエンスは今を盛りに咲き誇っています。

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普段下から見上げている、インパチエンスの吊り鉢を上から写してみました。株全体に花着きの良いインパチエンスですが、それでもやっぱり太陽の方向を向いた上部のほうが、若干花が多いように感じました。

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花はこの写真のように、一本の桁から2段に吊ってあります。こうすることで、より鬱蒼とした頭上の花園を造ることができます。

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高所作業車をさらに上に伸ばし、地上6mから見た様子です。色とりどりのインパチエンスで埋め尽くされ、まさに壮観です。ここには約1200鉢の植物が吊ってあり、その中でインパチエンスは約800鉢吊ってあるそうです。

ですが、半袖で十分な暑さで、6mも上がると高所作業者も少し揺れ、とても怖かったです。

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植物を吊ってある木製の桁は、上から見ると溝があり、パイプが埋め込まれここから各鉢に水や液肥が細いチューブによって供給される仕組みになっています。

それにしてもきれいでした。下から見上げるインパチエンスとはまた違って、やはり太陽に向かって咲く花は輝いて見えました。

この大温室のインパチエンスは、一年を通して飾られていますが、なかでもこの寒い真冬から春先までの間が最も花が多く美しい時期です。


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コメント

Re: タイトルなし

コメント有り難うございます。

私もそう思ったことはありのですが、実際上に上がってみると、天気の良い日は真冬でも30℃近く湿度も高いので、美しくはありますが実際苦痛でもあります。また安全面は最大重視しないといけないので、なかなか現実的ではないといったところでしょうか。実際わたしも現場で見ているより、ブログ画面を拡大しているほうが楽しい気分で見られました。

上からの花の景色
一般でも見れるようになると大変うれしいです

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