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2009年度 俳句コンテスト入賞作品 

今年の5~6月に、掛川花鳥園と、加茂花菖蒲園で行われた、俳句コンテストの入賞作品が決定いたしましので、ご紹介いたします。


2009 掛川花鳥園 俳句コンテスト 48名参加 58作品

優秀賞  辻 正恵   会議ぜめ 癒しを求め 花鳥園          
          寸評  会議等での疲れを癒してくれるのは、やはり鳥や花である。

金賞    稲谷道子   ふくろうと しずかに話せる 花鳥園          
          寸評  ふくろうとの会話などすばらしい。花鳥園ならではのこと

銀賞   筒井裕美   桃色の 脚で誘惑 フラミンゴ          
          寸評  フラミンゴの桃色の脚を見て、「誘惑」と感じるのも俳句の力

銅賞   細井正巳   ふくろうの 目を見てそっと 話しかけ
          寸評  ふくろうといえども猛禽類。こわごわ目を見て話しかけている。

入賞   江端美紀   カルガモも よってたかって イジメかな
          寸評  たとえカルガモの世界でも闘争やイジメはある。
               人間のような陰険陰湿はない。

特別賞  小田やすよ  クジャクさん むすめはいかが 花嫁に
          寸評  作者の素直な気持ちがでていると思う。
               おもしろい句、娘さんの幸を願う。

子供の部
金賞    江端 舞   ペンギンの 夢見る世界は 南極かな
          寸評  人間の世界になれているとはいえ、
               夢は南極に帰りたいのだろうと、作者は考えている。

銀賞    新庄梨乃   だっこした ペンギンふわふわ きもちいいな
          寸評  子供の素直な気持ちが上記の句と同様よく表現されている。

銅賞    星隈泉穂   かものくち ひらべったいのは なぜなんだ
          寸評   子供は大人と違って何にでも疑問を持つ。
                大人には考えられないような表現、素直なきもちが出ている。


総評
掛川花鳥園では若い方の句が多く、もう一歩踏み込んだ句が欲しい。一度子供の気持ちに帰って作句してみるとよい。若い人は特に「物をよく見」「推敲」をしてほしい。まず写生から入ることをおすすめします。



2009 加茂花菖蒲園俳句コンテスト 61名参加 87作品

最優秀賞  能登紀美子  花菖蒲 葉先に露を とどめたる
          寸評   菖蒲の美しさもさることながら葉先の露は何とも美しい日本の風情である。

優秀賞   前田通恵   結界は 心にもあり 花菖蒲
          寸評   心の内側にも結界をもっている作者。菖蒲との取り合わせが良い。

金賞    高渕秀嘉   女傘 ひとつ遠くに 菖蒲園          
          寸評   日傘をさした和服姿の女性を想像する。「ひとつ遠くに」がよい。

銀賞     渥美政子   花守人 終へし花芯に 鋏入れ
          寸評    花守の花に対する思いやりが出ている。

銅賞     中村みつ江  百合の香や 座って半畳 禅の寺          
          寸評   「座って半畳」は寺で坐禅をしているのであろうか。おもしろい句である。

入賞     鳥居和子   借景の 森も一役 花菖蒲          
          寸評   類想の句がない訳ではないが、借景の森が見事。

佳作     西川宏子   花菖蒲 未来永劫 時廻る          
          寸評   年年歳歳変わらぬ姿の自然界を言い得ている。

特別賞   鳥居禮一   信楽の 狸やひっそり 菖蒲園          
          寸評   誰もが菖蒲に目が向いていて、信楽焼の狸がひっそりおかれている。
                よいところをつかんだ。


加茂花菖蒲園 子供の部
    
金賞    森本晟徳    どこにいる 菖蒲にかくれて おにいちゃん
          寸評    菖蒲園で兄を捜している。多少べそをかいた顔が見えるが
                 菖蒲をもってきたところが良い。

銀賞    鈴木志穂    あざやかな 花の笑顔が お出迎え        
          寸評    子供ながら擬人法を用いていて見事です。


審査員 香川修廣先生 略歴 
徳島県生まれ 昭和55年原田喬先生に師事。平成11年句集「海峡」出版 静岡県俳句協会理事 「椎」同人会会長 「寒雷」同人 「欅」同人

総評
加茂花菖蒲園では高齢者の句が多く良い句があった。子供達の句は素直な句が多く、将来に期待がもてる。俳句は推敲が大切であることを知ってほしいと思った。(少しなおすと良くなる句がたくさんあった)

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