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ハリスホークのくちばしのお手入れ 

12月11日 こんにちは、バードスタッフ小澤です。
今日は、猛禽チームならではの仕事についてご紹介しましょう。
それは、ハリスホークのくちばしのメンテナンスです。
今回は、くちばしの噛み合わせが悪くなってきたためお手入れをすることになりました。

野生の猛禽類は、もちろん自分で狩りをしています。
野ネズミや野ウサギ、キジなど様々な種類の獲物を食べ、いろんな硬さの肉や骨をかじることから、くちばしは自然と削れていきます。
しかし、飼育下の猛禽類はそうはいきません。
餌の種類にも限りがありますし、主に与えられるヒヨコやハツカネズミなどはとても柔らかい餌なんです。
するとくちばしの伸びすぎ、噛み合わせが悪くなるなどの問題が生じ、餌が食べにくくなってしまいます。
ですのでときどき今回のように人間がお手入れをおこないます。

ギンジ

こちらはハリスホークギンジくんです。
いつも鷹匠ショーでかっこよく飛ぶ姿を披露してくれていますね。
もちろん進んでお手入れをさせてくれるわけではありません。
このように体と脚をしっかりと固定し、暴れることのないよう、保定しておこないます。
最大の武器は爪と握力です。もし本気で握られたら、大人でもほどくのは大変です!
爪もするどく、穴があいて血だらけになってしまいます。脚には注意して作業をおこないます。

ニッパー

まず、ニッパーで伸びすぎてしまった部分をカットします。少しずつ慎重におこないます。
実は、くちばしや爪にもちゃんと血管が通っていて、切りすぎると出血してしまうんですよ。

やすり

だいたい切ることができたら、やすりで形を整えます。
使用しているやすりは普通にホームセンターなどで売っているものです。
結構簡単にやすりで削れます。上のくちばしと下のくちばしの噛み合わせを見ていきます。

どれどれ

最終チェックです。「どれどれ~?よくなったかな?」
同時に普段は見ることができない口の中も見ています。できものができていないか、色が悪くないかなど。
実は、病気になると口の中に症状が現れることがあります。今回は異常は見られませんでした。
なんだか歯医者さんみたいですね。

終わった

無事終わりました。ギンジくんは終始暴れることなく、じっとしていましたのでスムーズに進みました。
とってもかっこよくなりましたね (ちょっとヘアースタイルが乱れていますが)
また明日もショー頑張ってね!

後日談 次の日はギンジくんとっても機嫌が悪かったそうです・・・

コメント

雁ちゃんさんへ

コメントありがとうございます。
猛禽類だけでなく、インコやキジ、ペンギンなどもくちばしが伸びることが確認できています。
すべての鳥ではないかもしれませんし、飼育下の場合だけかもしれませんが、大人になっても伸び続けていますので、時々手入れしてやっています。

くちばしの先の方で噛まれるととても痛いですが、根元の方ですとあまり力が入らず、手を入れても平気です。
鷹匠が使っているフードは花鳥園では「アイマスク」と呼び、当園でも神経質なハヤブサたちに使用しています。
ハリスホークはさほど神経質ではありませんので、アイマスクいらずです。
またいずれアイマスクについてもご紹介しますね。

  • [2008/12/11 18:38]
  • URL |
  • バードスタッフ 小澤
  • [ 編集 ]
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ギンジくん

猛禽類も獲物を食する事が嘴の伸びを抑えているとは勉強になりました。
げっ歯目と同じですね。
それでお聞きしたいのですが、鳥は大人になっても嘴が伸びているのですか?
それとも、鳥の中でも猛禽類だけなのですか?
人間の場合は永久歯になると伸びないですから。
歯が伸びた様に見えるのは、歯茎が衰退していると言う事です。

3枚目の写真で口の中に指を入れていますが、大丈夫なのですか?
見ていて少し気になりました。
鷹匠が鳥の移動の時に頭に被せる帽子見たいのを付けて見てはどうですか?
それを被せると大人しくなるそうです。
ギンジ君を見ていると要らなさそうですね。

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