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シロフクロウのハリー 

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シロフクロウの飛行ショー 午後3時から

11月9日 晩秋から初冬へと移り変わる頃となりました。今日からまた一段気候が下がってくるようです。そして当園の鷹匠ショーでも、冬の主役、シロフクロウのハリーが先月末から登場するようになりましたので、今回は少し詳しくご紹介します。


このシロフクロウという鳥は、フクロウの仲間のうちでも北極圏のツンドラ地帯に生息する大型のフクロウで、成熟したオスはほぼ体全体が純白、メスは白に黒褐色の斑点が入ります。その体色から、英名をSnowy Owlと言います。夏場はツンドラの平原でレミングなど小型のネズミを獲って繁殖し、冬場は寒さをしのぐためにユーラシアや北アメリカの亜寒帯まで南下し、日本でも冬場に北海道で希に見られるそうです。

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当園のハリー君は、昨年の秋に姉妹園の富士花鳥園で生まれたオスのシロフクロウで、人の手で育てられたのでとてもよく馴れており、今年の冬場、生後間もないうちから飛行ショーをこなしてきました。夏の暑さに弱いフクロウなので、5月末からショーを休んでいましたが、先月末から再び登場しました。

上の写真は今年の2月と、最近の11月に撮影したものです。さて、違いがあるのですが、おわかりになりますでしょうか?

実はハリー君、夏場休んでいる間に、換羽して黒い斑点の羽根が生え変わって、白さが増したのです。ハリー君はオスのシロフクロウなので、成熟するに従い白さが増して来るんです。スタッフはあと数年経てば、ほぼ純白のシロフクロウになると話していました。

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ショーはギャリーさんのところまで飛んで行くと、エサがもらえるというスタイルで行われます。ハリーはギャリーさんを自分の親と思っているようで、ギャリーさんが止まり台を設置し「ハリー!」と掛け声をかける間もなく、彼のところまで飛んできてしまうこともしばしばです。

ハリー君のショーは、午後3時からの鷹匠ショーのなかで行われます。他の時間帯のショーの中では行われませんので、ご注意ください。1回のショーの時間は約5分間くらいです。
なお、ギャリーさんがお休みをいただく月曜日、雨の日や風がとても強い日、またフクロウの体調などの都合で、ショーをお休みする場合がありますのでご了承ください。

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大型の白いフクロウが飛ぶ姿は、とても優美で美しいものです。

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写真の掲載ミスじゃないですよ。このシロフクロウの時だけではないのですが、ショーの最中には、けっこう色々な邪魔が入ります。多いのはカラスとか、トビ、サギ、ウなどの野鳥です。フクロウは強い鳥と思われがちですが、実はとても臆病な鳥で、こんな野鳥を見ると怖くて体が固まってしまうのです。

そしてごくまれにですが、上空を戦闘機も飛びます。ここ掛川は浜松にも近いので、浜松の空自基地からです。この「鳥?」は爆音をとどろかせて飛ぶので、フクロウもびっくりです。

ギャリーさんのいたイギリスでは、バードパークなど鷹匠ショーを行う場所がなんと200ヶ所ほどもあるそうですが、イギリスでは飛行機はそんな会場を避けてフライトするようになっているとギャリーさんが以前話してくれました。鳥の飛行ショーへの理解や配慮があるなんて、さすがなもんだな~と感心しました。

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そして、エサはなんと!ヒヨコです。ショーの進行中は小さな肉片をつまむ程度に与え、ショーの終了後に、様子を見てまだ欲しそうな時は、このようにまるのまま一羽与えることもあるようです。でもこんな大きなヒヨコでもまるのまま飲み込んでしまうんですね。

当園の猛禽の多くは、ヒヨコを食べています。このヒヨコは採卵用のメスを選別した後の、オスのヒヨコを孵化場から買ってきて冷凍保存したものを解凍したものです。猛禽類は肉食鳥です。ヒヨコにはとても可哀想なのですが、スーパーで売っている例えばささみやもも肉では体全体でないので、必要な栄養分、ミネラルなどが不足してしまうのだそうです。

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ショーが終わってエサをもらうハリーとギャリーさん。ショーは午後3時からで、晩秋の陽が傾き、オレンジ色の光に包まれます。

これから外は寒くなって行きますが、それを感じさせぬほど美しい冬の鳥です。ご来園の折には、ぜひご覧くださいね。



コメント

Kappaさんへ

コメント有難うございます。

そうなんですよ。月曜日はギャリーさんが休みをとるため、ハリーもタタナギも出ないんですよね。他のスタッフでは扱えないものですから、どうも申し訳ありません。

なるほど

森の中には禽舎があったんですね。鳥達がショー前に一時的に待機する巣箱があるだけかと思っていました。納得です^^

ありがとうごさいました。

おろろ~ん

明日ハリー君を見に行こうと思っていましたが、月曜日はお休みなんですか!(T.T)
日曜日でお休みの取れそうな時をまた考えます。
これからは紅葉の時期とも重なるので微妙なんですけどね...

ぴときち さんへ

コメント有難うございます。

ヒヨコの写真のUPは自分でもかなり冒険と思っています。かなりグロですからね。が、これが猛禽なんですよね。それも知ってもらおうと思って、ちょっと悩んだのですがUPしてみました。
かわいいだけでは飼えない、飼育するにはそれなりの覚悟の要る鳥種だと思います。

このハリーですが、夏も冬も普段はショー会場の前の池の対岸の木立の中にある禽舎で、タタナギなどとともに暮らしています。そして秋から春までのショーの時だけ、お客様の前に出るという形です。

こんにちは。
猛禽類ということでちょっと怖い印象だったフクロウですが、掛川花鳥園を訪れてから、フクロウも人に懐いてかわいいなぁと思うようになりました^^小型のフクロウだったら飼ってみたいな~なんて思ったのも束の間…エサのヒヨコを見て、一瞬で「無理!」という結論に達しました(苦笑)まだまだ甘いですね。やはり猛禽類…おそるべし。

先日ハリーのショーを楽しませていただきました。ギャリーさんにとても懐いているんですね。ところでハリーはショーをお休みしている夏の間どこにいるんですか?展示室にいましたっけ?本当に冬季だけしかお目にかかれないなら、とっても貴重ですね!

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