久しぶりに サンタ君
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9月10日 きょうは久しぶりにオオバタンのサンタをご覧いただきます。
前回サンタを紹介したのは、今年の早春の3月8日でした。大きな子ですがとても可愛いので、皆様から高い評価をいただきました。
オオバタン 学名:Cacatua moluccensis 英名:Moluccan Cokatoo
オオバタンはインドネシアのモルッカ諸島周辺に分布する体長50cmほどの大型のオウムの仲間です。美しく人なつこいので古くから飼育され、そのため生息地では乱獲のため激減し、現在では商業目的の人工繁殖第3世代(F2)以降など一部の例外を除いて、国際取引が禁止されています。
この貴重な鳥、オオバタンのサンタが掛川花鳥園に来たのは、もう2年以上前で、この子はあるおばあさんが長年飼育されていたものですが、その方が施設に入ることになって飼えなくなってしまったので、当園に寄付されたものです。オオバタンをはじめ大型インコの仲間は一般に寿命が長く、30年以上にも及びます。とても長生きなのでいつまでも一緒にいられますが、人間のほうの状況が変ってしまう場合も、また多くあります。
さて、サンタは毎日午後の2時15分から2時45分までの30分間、ふれあいゾーンに入ってすぐの、ポポちゃんたちのいるコーナーでふれあいが行われています。
この子はもう、ほんとうに甘えん坊で、人になぜてもらったり、頭や体をかいてもらうのが大好きです。こんなふうに、翼の下の体をなぜてもらうのも好き。体の表面の羽根は薄いピンクを帯びる肌色ですが、羽根の内側は鴇色やサーモンピンク、黄色などが微妙に混じり、とても美しいです。
撫でてもらうのが大好きなサンタですが、顔の正面から手を持っていくと恐怖を感じるので、撫でるときは後ろから、頭や背中から撫でると良いそうです。
ご来園されたお客様にも平気で甘えてきます。もう犬やよく馴れたネコなみの甘え方です。そして羽根には大量の脂粉。オウム類は特に脂粉が多く、指が白くなっているのがわかります。
頭をさかさまにして、なでてもらっています。鳥ってこんなに甘えるもんかな~っと思ってしまうほど。っていうか、もう鳥らしくないですね。
動画でも撮ってみました。ちょうどご来園されたお客様に撫でてもらっている様子です。
頭の羽根をふくらませて、かいて~のポーズ。頭の羽根はサーモンピンクの花びらが重なったみたいにきれいです。
こんな甘えん坊のサンタですが、時として興奮して雄叫びを上げることもあります。ちょうどこの写真を撮った日は、甘えモードと攻撃モードが2~3分の間で交錯する場面もあり、感情の変化がすごくある鳥だなあと思いました。
鳴き声はものすごいです。近くで鳴かれると耳の鼓膜がジンジンするほど。野生での生息地が森深いジャングルなので、鳴き声で相手を確認するためと言われますが、それにしてもものすごいです。
なお、サンタは子供が嫌いで、花鳥園に来る以前に子供にひどいことをされたらしく、その時の経験がトラウマになって、今でも小さなお子さんには威嚇してきます。このため、子供さんは残念ですがサンタには触れません。サンタがいちばん好きなのは、年輩の女性だそうです。以前おばあさんに飼われていたから、やっぱり思い出して懐かしくて安心なんでしょうね。
スタッフの石山さんと。 サンタは普段はバードスタッフルームにいて見られませんが、午後の2時15分~45分までふれあいゾーンに出ています。こんなサンタですが、もしご来園されて見かけたら、一緒に記念写真を撮ることもできますので、一緒にいるスタッフに声をかけてみてください。だいたい石山さんが担当しています。
- [2008/09/10 00:00]
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コメント
はじめまして!コザクラインコを飼っているびーびといいます。
サンタ君がとてもかわいかったのでワタシの記事にURLを載せさせていただきました!
3月にサンタ君に会いに行かせていただきます(*^_^*)
サンタ(君)の雄叫び
先日20日に初めて来園しました。
私がサンタくん(?)と会った時はもの凄く機嫌が悪かったみたいです。ブログの画像の様には出来なかったです。
今度またの機会のお楽しみですね。
運良くサンタくんの「雄叫び!」を目の前で聞く事が出来ました。
凄い!!今まであんな真近で大音量の声を聞いたのは初めてです。
園内に響き渡る「雄叫び」あげている時は回りの時間が止まっているかの様な錯覚をしました。
園内放送が小さく思えるのですから凄い以外の言葉がないです。
「雄叫び」の時はスタッフの方でも手は出さない方が宜しいのですね。
それと「雄叫び」の時、後ろに居る「フクロウやミミズク」は良く暴れたりしないですね。静かな場所を好むのに、イキナリあの「雄叫び」を聞いたら驚かないのか疑問に思いました。
無理せず、徐々に慣らして下さい。
そのうち、「おばあさん」限定のコンパニオンバードになるのかな?
サンタくんの性別はまだ判らないですよね?
私が言った時のスタッフの方は「石山さん」ではなかったです。
どうも有難う御座いました。
横山さんへ
コメント&ご来園有難うございます。
「オウムやヨウムは躾ければトイレを覚えさせることができる?」これについては、ネコみたいにいつも特定の場所ですることができるかどうかはわかりませんが、ヨウムなどは肩などに乗って遊びたいときに、その前に「ウンチ」と言ってウンチをすると肩に乗れるように躾けると「ウンチ」とこちらが言えば糞をするように覚えました。
フィンチは今のところ予定はありませんね。以前話が出たことはありますが、すでに鳥でいっぱいの状態なので、置き場所から考えないといけません。
初訪問
松江の方には以前行ったことがあるのですが掛川は初めて行きました。
やはり鳥類は排泄を頻繁にするので
お掃除が大変なんだと思いました。
個人的にオオハシが可愛かったです。
私はフィンチ系の小鳥が好きなので、
もう少しフィンチ系の鳥がいれば
よかったなと思いました。
ところでオウムやヨウムは躾ければトイレを覚えさせることが出来ると本で読んだことがあるのですが本当なのでしょうか?
サンタちゃん、お久しぶりです。
携帯の待ち受け画面は、
もちろん、サンタちゃんです!!
どのお写真をみても思う事ですが、
ほんとに、賢くて愛らしい鳥さんです。
ああ、抱きしめたいっ!!(切望)
行ってきましたぁ(^▽^)
昨日(9/9)掛川花鳥園に行ってきました。遠路はるばる『和歌山県』から...
可愛かったぁ・・(T◇T)ずっと見ていたかったです。
しかも!!最近ゾーンに復活した【オカメインコ】と一緒に【ボタンインコ・ヤエザクラインコ】もお外に出ていたんです!!
ボタンちゃんはオカメちゃんよりさらに臆病なので温室の上のほうにしがみついて下を覗い、降りてきても木の枝の高い部分に止まって触れ合う事は難しかったのですが夕方近く人が少なくなってくると手のひらに乗ってくれる子もいたんです。
園内に居るたくさんの鳥達はもちろん鳥の一羽一羽をそれぞれ大切にしている従業員の方々、園内の行き届いた清潔さに感動・感激して帰ってきました。はぁ・・・住みたい(^-^)
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