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 2011年04月 

インパチェンスの管理 

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4月8日 今園内は頭上のたくさんの吊り鉢がとてもみごとです。これらの多くはインパチェンスという花ですが、今年は特にピンク系が多く、満開の桜の下にいるようで、花鳥園がはじまって、今までの内でいちばん綺麗です。

大温室に入ったとたん、「花がきれい」と言って上を見上げるお客様も多いです。

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このインパチェンスは、めずらしい花ではなく、春になると一般のホームセンターでも花壇用の苗として売られているものです。

インパチェンスはいろいろな植物のなかで、年中たくさんの花が咲いて、病害虫に比較的強くて、暑さ寒さにもある程度強いという、色々な面で見ていちばん優良な性質を持っているため、2007年頃から当園の吊り鉢の主流になりました。

実際、直径1mを越す大鉢が吊ってありますので、見上げると相当迫力があります。

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この大きなくす球のような吊り鉢を、高所作業車を使って女性スタッフが管理しています。

上の写真は、その吊り鉢の吊り換え。 

どういう事かというと、この温室のインパチェンスは頭上にある桁から2段に分けて吊ってあるのですが、上の段のほうが日光がよく当たるため、下の段よりも成長が早く、気温が高いとすぐ大きくなってたくさんの花を咲かせるようになります。ですがそうなると、下の段の鉢に日光が当たらないため、下の段の鉢が暗くなって花数が少なくなってしまう。それで、日光を受けて大株になった上の段の鉢を下ろして、下の段に吊り替えるという作業を行っているのです。

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作業は高所作業車に取り付けられたフックに吊り鉢を吊って、所定の位置へ高所作業車で吊り替えます。

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高所作業車とフックのおかげで、手で持ったらとても重たくて持てない鉢を、簡単に吊り下げることができるのです。

私みたいな力のない女性でも、軽々できるんですよ。と話していました。

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こうした日々の管理があって、こんな綺麗な満開が長期間維持できているわけです。

すごいな・・と思いました。 

当園は鳥とのふれあいで人気ですが、こんな満開の花の下でバイキングや喫茶が楽しめることも、他所にはない魅力の一つです。これから5月の大型連休に向けて、一年でいちばん花が美しい季節はまだまだ続きます。


この温室でのお食事などは、下のホームページをご覧下さい。
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