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ティラピアのはなし 

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今日はスイレンプールゾーンのふれあいフィッシュコーナーにてふれあいができるお魚、「ナイルティラピア」をご紹介いたします。

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ナイルティラピア 学名:Oreochromis niloticus  英名:Nile tilapia

この魚はカワスズメの仲間で、熱帯魚を飼育されておられる方には、エンゼルフィッシュなどと同じシクリッドの仲間といえばわかりやすいと思います。名前の通り、元々はアフリカのナイル川流域で暮らしていた魚で、大きくなると50センチを超え、何でもよく食べ成長も早いため、主に食用として世界各地で養殖されています。

日本では1962年にアラブ首長国連邦より持ち込まれ、「イズミダイ」や「チカダイ」という名前で呼ばれています。ひと昔前にはタイの代用品として寿司ネタや白身のフライに利用されていました。

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当園では10センチ未満の小さなサイズをふれあいフィッシュとしてお客様と触れ合えるようにしています。

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人にすごく慣れているため、手や足を水に浸けるとすぐに群がって突いてきます。体験してみるとこそばゆく、お子様でも安心して、魚とのコミュニケーションを楽しめます。


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この魚についてのうんちくを少し。

ティラピアは日本でこそ、食用としての需要は少ないですが、世界的にみると非常にニーズの高い有用魚で、例えばアメリカでは年間230万トンが消費されています。日本でのマダイの消費量は年間10万トン、アメリカの人口は3億人と多いということを考えても、この量は膨大です。

このようなナイルティラピア、実は皇室に縁のある魚なんです。
今の天皇陛下が皇太子殿下であった1964年、タイ王国のプミポン国王陛下に寄贈された50匹のティラピアが現在ではタイで国民的な食用魚となっています。
陛下が訪問された当時のタイは戦後の食糧事情の悪さから日々の食事がままならない人がたくさんいました。

ナイルティラピアのタイ名はプラーニン(仁魚)。陛下のお名前である明仁から「仁(=ニン)」を取って、魚という意味の「プラー」とを組み合わせたこの名前は、日本とタイの友愛の証と言えます。


また、聖書では、弟子ペテロが役人と税金でもめている時、キリストが口に銀貨をくわえたティラピアを釣らせて、もめごとを解決したことから、キリスト教圏ではセントピーターフィッシュ(聖ペテロの魚)と呼ばれています。


当園では、スイレンプールでこの魚を飼育しながら、エネルギーの循環という大きなテーマに取り組んでいます。

水が富栄養化すると発生するアオコは水を青緑色にし、景観上良くありませんが、ティラピアはこれを好んで食べてくれます。
アオコは成長スピードが速く、ティラピアの出した糞からの栄養をたくさん吸ってくれます。水中の栄養を取り込んだアオコをティラピアが食べてくれるためエネルギーの循環が可能なのです。

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当グループは、上海万博での経験を踏まえ、今後海外進出をさらに進めていこうと考えておりますが、その中での
大きなテーマの一つが、この魚類を取り入れた試みです。

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