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オオオニバスの花 

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6月14日 きょうはスイレンプールのオオオニバスの花について、ちょっとご紹介します。

当園のスイレンプールのオオオニバスは、3種類のオオオニバスがみられます。ブラジル、ギアナ、ボリビアのアマゾン川流域に自生するアマゾニカ種(Victoria amazonica )。パラグアイ・北部アルゼンチン・ボリビアに自生し、やや小型で比較的耐寒性のあるパラグアイオオオニバス(Victoria cruziana )、そしてこの2種の交配のロングウッドハイブリド種(V. 'Longwood Hybrid')です。

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このオオオニバスは、直径25cm前後の大きな花を2日にわたって夜間に咲かせます。

なぜ2夜に渡ってかは、これには面白いしくみがあります。開花一日目は白く咲き良い香りを放ちます。この香りに虫が集まり、虫が食事をしている間に朝になり、花は閉じてしまいます。

そしてその夜、また花が開きますが、このとき一日花の中にいた虫はオオオニバスの花粉が体いっぱいに付いています。その虫が、また別の開花一日目の花に集まることで受粉が行われます。虫を一日監禁することで、体にいっぱいの花粉を付けさせ、別の株に確実に受粉させているわけです。自家受粉を避けて丈夫な子孫を残すためのしくみですが、おもしろいですね。

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この花は開花も終わりかけですが、濃い紅色に花が染まっています。開花2日目に花が紅色に染まるのは、アマゾニカ種の特徴で、クルジアナ種はほんのりピンクです。この株はその2種の交配のロングウッドハイブリド種だと思うのですが、この株の濃い花色はアマゾニカ種の特徴がよく出たためでしょうか?

でも、白やピンクのオオオニバスの花はよく見るのですが、こんなに濃い紅色に染まって咲いている花を見たのは久しぶりでした。

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花の中心部。夜咲きなので普通は閉じてしまっていますが、この写真の花を見たときは、外側の花びらが開いていたので、中の紅色の部分がよく観察できました。

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こちらは一般的なロングウッドハイブリド種のピンクに染まった2日目の花です。

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オオオニバスは気温が高い夏場に急速に成長します。当園のオオオニバスも、これからが成長のシーズンで、葉の直径も2mにせまるものなど大型になってゆきます。



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