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最近撮った、スイレンの花 

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6月28日 きょうは最近撮り貯めたスイレンの花の写真を並べてみます。

ディレクター ジョージ T.ムーア(DIRECTOR GEORGE T. MOORE) 
この品種は1941年にジョージ・H・プリングが作出した品種で、キング オブ ザ ブルースとともに紫色系の代表的な品種です。名はミズリー植物園の ディレクター(監督、理事)であった ジョージ T. ムーアの名に因みます。

熱帯性スイレンは現在でもタイなどで新品種が育成されていますが、普及品種は本種のように戦前戦後当時に作出された古い品種が多いです。

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バグダッド(BAGHDAD)   
この品種も1941年 ジョージ H プリングの作出です。空色で底白の広弁咲き。花径は15cmを超える大輪。葉が独特の迷彩模様で、葉だけでも美しい品種です。

なお開花1日目はひとつ上のG.T.ムーアのように花の中心の蕊が開いていますが、開花2日目にはこのバクダットのようにもう閉じてきます。

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青いニムファエア ギガンティア(Nnmphaea giganthea と、白花のギガンティア ハドソニアナとの交配によって作出された個体のつぼみ。薄い藤色の玉状がなんとも可愛らしかったので撮ってみました。

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こちらは白花のギガンティア ハドソニアナ(Nnmphaea giganthea var hadsoniana)
花鳥園のスイレンプールは温室内なので水面にさざ波が立つことはほとんどなく、このように花の影も美しく映り込みます。

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同じく映り込みもので、アフター グロウ(AFTERGLOW)という品種。サーモンレッドに底は薄クリーム色に抜ける復色花です。

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最後は夜開性のスタートバンティー( STURTEVANTII )1884年に作出された古い品種です。
夜開性品種はインド原産のニムファエア ルブラ(Nnmphaea rubra)という濃紅色の夜開性品種をもとに作出されました。これら夜咲き性品種は昼咲き種に比べ花が大きくみごとで、花の直径も25cmほどにはなります。本来は夜中に咲くスイレンですが、雨天や曇天などの日は昼頃まで咲いています。    


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コガネメキシコの食事風景 

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6月26日 前回に引き続きコガネメキシコインコの話題です。

この写真を撮影したのは先週の6月20日ですが、スイレンプールを歩いていたらスタッフの後藤さんの周りに、コガネメキシコが集まって来ていました。何してんだろう・・・と近寄ってみると。

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後藤さん、コガネメキシコインコにエサを与えています。こういう光景はあまり見たことがなかったので、なぜか聞いてみたら、こういうお客様の少ない日は、お客様が与えるエサだけでは足りなくて、お腹が空いてしまうので、様子を見ながらエサを与えています。とのことでした。

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スイレンプールの縁に歩きながらエサを少しづつ置いてゆくと、そこに一列にコガネが並びました。一箇所にエサを置くと、強い子ばかりがたくさんエサを食べてしまうのですが、こんなふうにエサを置くことで、どの鳥も少しづつエサをたべることができます。

でも加減が難しいですね。あまり多く与えてしまうとお客様に寄って来なくなるし、少なければエサが食べられない子も出てきます。お客様の様子や鳥たちの食いつきを見計らって、微妙に与える量を加減するのもスタッフの仕事なんですね。

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食べているのはペレット状の飼料です。 直径1cm弱のヨウムでも良さそうな大きなペレットでしたが、かじるのが好きなので逆にいいみたいでした。


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コガネと遊ぼう 

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6月24日 先週の6月20日、久しぶりにコガネメキシコインコを撮ってみました。この日は土曜日だったのですが、10時過ぎに行ったところ園内のお客様も比較的少なめでした。6月から7月の梅雨から夏休み前までは、言ってみれば花鳥園のオフシーズンです。

ですから逆にこんな梅雨時の休日は、コガネとめいっぱいふれあえるチャンスです。

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いつものこの場所へ行ったときも、ちょうど子供さんたちがエサやりを楽しんでいましたので、許可を得て撮影させていただきました。

はんぶん怖くて、でも楽しい、みんなそんな表情をしていました。

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頭にとまった!!。

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違う場所では、床に撒いたエサにコガネたちが集まっていました。こんな光景もお客様が少ない時ならではです。

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手にエサを持ったら、こんなに集まってきました。

梅雨時の花鳥園は、屋外の飛行ショーが見られないのでちょっと残念ですが、お客様が少なめなことが多いので、鳥たちとたくさんふれあえるという点では、5月の連休や盆、正月よりもずっといいです。


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アフリカオオコノハズクのヒナ その後 

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6月22日 きょうは6月10日にご紹介したアフリカオオコノハズクのヒナのその後の様子をご紹介いたします。

先月の5月10日に生まれたこのヒナも、生後40日ほどが経ち、ヒナの産毛が抜け大人の羽根が日ごとに成長し、ヒナから急速に大人のフクロウへ変貌する頃となっています。

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昨年のココちゃんを思い出しますが、このヒナから大人に変貌する頃が、フクロウはいちばん可愛いです。

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まだ足腰がしっかりせず、ものに止まる指の力も弱いので、手に止まるのもちょっとおぼつかないです。

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小澤さんと。まだ手に止まるものなれていなくて・・・・ やっとの状態です。

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この子は、今のところはふれあいゾーンのポポちゃんたちのいるコーナーで、ガラス水槽に入れた状態で展示されています。

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こんなふうに、順調に成育しています。これらの写真を撮ったのは6月17日なので、今はもう少し育っていると思います。ご来園されましたら、また見ていってくださいね。



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夏も涼しく 

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6月20日 今日は夏場の間、園内や、特に水鳥プールの場所で霧を吹いていますので、そのお話をします。

上の写真のように水鳥プールの上の庇から、霧が噴霧されます。これは気温が高い夏の間中行っています。この噴霧の目的は、霧を吹くことによって気化熱で空気が冷たくなり、体感を含めて気温が2~3度下がり凌ぎやすくするためです。

実際に、暑さが和らぎ暑い季節も凌ぎやすいです。

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水鳥プールの庇に、およそ100個の噴霧ノズルが取り付けてあり、そこから1分間に連続20秒間霧が噴霧されるようになっています。一個のノズルからおよそ毎分およそ50ccの水が霧となって噴霧されます。

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大量の霧が噴霧されるので、実際に気温が下がると同時に、見た目にも涼しくちょっと幻想的にさえ見えます。

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でも、上の写真はなんとなく鳥たちの温泉に見えなくもないですね・・・・

こんな気化熱を利用した自然な冷房も導入して、暑さ対策を行っています。突然霧が出てくるのでちょっとびっくりされるかも知れませんが、こんな仕組みで行っています。

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ついでに。 この水鳥プールのカモ類たちも地味な夏羽になりました。写真はアメリカオシのオスですが、かなり地味でしょ? これから当分の間はきれいな水鳥の姿は見られず、かなり地味めな水鳥池になります。秋口の9月中旬頃には新しい鮮やかな冬羽が生えてきます。



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カイツブリの子育て 

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6月18日 前回に引き続き屋外の水鳥池に生息するカイツブリです。今回は子育ての様子を撮った写真をまとめてみました。

現在この池には、2つがいほどが棲んでおり、それぞれ2羽。計4羽のヒナが育っています。写真は子育て中のお父さんとお母さんです。どちらがオスでどちらがメスかは、ちょっとわかりません。

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池にいる魚を捕まえて、ヒナに持ってゆく親鳥。けっこうずぶ濡れ状態になります。
この池はもともとは花鳥園造成時に掘った人工池ですが、いまではガマやアシが岸辺に茂り、ザリガニやフナなどもいるようになり、自然の生態系が再現されています。

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ヒナにエサをあたえたところ。ヒナはすでにだいぶ大きくなっていましたが、フナを飲み込むのはまだちょっとしんどそうでした。

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親鳥は頻繁にエサをヒナに運びます。親鳥がエサを持ってくるときなど、ヒナが「ヒィヒィヒィヒィ」 と高い声で鳴くのが聞き取れます。

ただ、警戒心のやや高い鳥なので、この光景は肉眼では観察しづらいですね。

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ヒナにはイノシシの子供のような縞模様があります。もうだいぶ大きくなっていましたが、もう暫くは水鳥池で子育ての様子が観察できそうです。

機材 EOS1DsMarkⅢ+EF500mm F4 L IS USM



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カイツブリ 

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6月16日 今回と次回の2回にわけて、毎年この季節に屋外の水鳥池で子育てが見られるカイツブリをご紹介いたします。

カイツブリ 学名:Tachybaptus ruficollis 英名:Little Grebe
全長は25㎝ほどで、ヒヨドリと同じくらいの大きさ。日本では公園の池などを含む多くの川・湖・沼等に生息する水鳥で、古くから「にお」と呼ばれています。多くの地域で1年中みられる「留鳥」ですが、寒い地方で繁殖する個体は冬には温暖な地域へ移動します。

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カイツブリの棲む当園屋外の水鳥池です。導入したものではなく水鳥池に住み着いた野鳥で、小さな目立たない鳥ですが、その表情や潜水する様子がどことなくユーモラスだし、特にこの季節に子育てが見られるので昨年もご紹介したことがあります。

上の写真はカイツブリが生息している水鳥池の風景です。ちょうど先月に生まれたハクチョウのヒナが泳いでいました。この子らもだいぶ大きくなりました。

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きょうはまずこの鳥の生態から。この鳥の特徴は、なんと言っても潜水の名人ということに尽きます。水面に浮かんでいたかと思うと、写真のようにサッと水中に潜ってしまいます。潜っている間はおおよそ20秒くらいから長いと1分くらい。そして全く違う場所にぽつんと姿を現します。

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何かに驚いたのでしょうか。とっさに水面をかけていました。写真を大きくして見るとよくわかると思いますが、翼は短く、足はペンギンのように体の後ろに付いていて水かきがあり、潜水に適した体の作りになっていることがわかります。

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こちらに向かってきました。正面から見ても、翼があることを除けばペンギンの体型にどことなく似ています。

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こんな姿も披露してくれました。お腹側が水面に写っているので、わずかですが水面から離れているわけです。水中ではこんな体型で潜っているんでしょうか。姿かたち、表情がなんともユーモラスで面白いです。

こういう写真は、撮ろうと思っても相手がやってくれないと撮れないでね。

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カイツブリは警戒心が強く、肉眼では小さくしか見えないので、この鳥に目を向けられるお客様は少ないと思いますが、こうやって見てみるとなかなか面白い鳥でしょ?次回はカイツブリの子育ての様子をご紹介します。

機材 EOS1DsMarkⅢ+EF500mm F4 L IS USM



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オオオニバスの花 

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6月14日 きょうはスイレンプールのオオオニバスの花について、ちょっとご紹介します。

当園のスイレンプールのオオオニバスは、3種類のオオオニバスがみられます。ブラジル、ギアナ、ボリビアのアマゾン川流域に自生するアマゾニカ種(Victoria amazonica )。パラグアイ・北部アルゼンチン・ボリビアに自生し、やや小型で比較的耐寒性のあるパラグアイオオオニバス(Victoria cruziana )、そしてこの2種の交配のロングウッドハイブリド種(V. 'Longwood Hybrid')です。

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このオオオニバスは、直径25cm前後の大きな花を2日にわたって夜間に咲かせます。

なぜ2夜に渡ってかは、これには面白いしくみがあります。開花一日目は白く咲き良い香りを放ちます。この香りに虫が集まり、虫が食事をしている間に朝になり、花は閉じてしまいます。

そしてその夜、また花が開きますが、このとき一日花の中にいた虫はオオオニバスの花粉が体いっぱいに付いています。その虫が、また別の開花一日目の花に集まることで受粉が行われます。虫を一日監禁することで、体にいっぱいの花粉を付けさせ、別の株に確実に受粉させているわけです。自家受粉を避けて丈夫な子孫を残すためのしくみですが、おもしろいですね。

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この花は開花も終わりかけですが、濃い紅色に花が染まっています。開花2日目に花が紅色に染まるのは、アマゾニカ種の特徴で、クルジアナ種はほんのりピンクです。この株はその2種の交配のロングウッドハイブリド種だと思うのですが、この株の濃い花色はアマゾニカ種の特徴がよく出たためでしょうか?

でも、白やピンクのオオオニバスの花はよく見るのですが、こんなに濃い紅色に染まって咲いている花を見たのは久しぶりでした。

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花の中心部。夜咲きなので普通は閉じてしまっていますが、この写真の花を見たときは、外側の花びらが開いていたので、中の紅色の部分がよく観察できました。

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こちらは一般的なロングウッドハイブリド種のピンクに染まった2日目の花です。

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オオオニバスは気温が高い夏場に急速に成長します。当園のオオオニバスも、これからが成長のシーズンで、葉の直径も2mにせまるものなど大型になってゆきます。



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久しぶりに ベイビー 

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6月12日 きょうは久しぶりに オオホンセイインコのベイビーを撮ってみましたので、ご紹介します。

オオホンセイインコは、別名インドオウムといって、南アジアやタイ、インドネシアに分布する、全長50cmほどの中大型のインコです。ベイビーはメスで、オスは首に黒い輪があります。

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スイレンプールゾーンにいたら、突然ベイビーのほうから肩に止まってきたので撮った写真です。エサを持っていなくても、止まりたいときは自分からやって来るようです。

でも、この日のベイビーは何故か羽根に艶がなくて、あれっと思いました。スタッフに聞いたら、換羽のシーズンだからかな・・・?とのことでしたが、元気そうだし、顔のまわりにもぽつぽつ新しい毛が生えだしているので、そうかなという感じでした。

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ベイビーは肩に乗るのが好きで、えさを見せると「ちょ~だい」と喋ってエサのほうに寄って行くのですが、エサのリンゴを一つつまむと、また肩のほうに上がって行きます。どうも肩のほうが落ち着くみたいです。

ベイビーのおしゃべりは、「ちょ~だい」と、口笛は吹くとスタッフが言っていました。

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ひまわり大好き。 どのインコもヒマワリのタネは大好きですよね。脂肪分が多いのであまり与えられませんが、喜ぶのでちょっとづつ、でもついついあげてみたくなってしまいます。

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ヒマワリのタネをスイレンプールの縁に置いたら、コガネもやってきました。でもそうすると、ベイビーがコガネを追い払います。「僕のエサだ、来るな!!」って感じでしょうか。羽根を広げて威嚇することもあり、コガネも手出しはできませんでした。

今回は、何でもないスイレンプールの日常になってしまいました。ベイビーは探すとなかなかいませんが、突然肩に乗ってくることがあります。それは文句なしにラッキーなことですので、もし遭遇されましたら、エサを与えてみてください。


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アフリカオオコノハズクのヒナ 

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6月10日 きょうは先月の5月10日に生まれた、アフリカオオコハズクのヒナをご紹介します。

アフリカオオコノハズクと言えば、当園ではポポちゃん、そして昨年生まれたココちゃんが人気ですが、それに続く3羽目です。

この写真を撮ったのは6月3日ですので、このブログがアップされる頃には、もう少し大きくなっていると思います。

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生後1ヶ月ということで、そろそろフクロウらしく可愛くなって来る頃です。この子はココちゃんの幼い頃と比べてももう少し黒っぽいので、ちょっと濃いめのアフリカオオコノハズクになりそうです。

それと、この子は生まれたときからお腹にちょっと奇形があって、ギャリーさんによるとすぐ死んでしまうことはないけど、長くは生きないかも知れないとのことで、そんなこともあってご紹介を控えていましたが、今現在丈夫に育っているので、ブログにアップしてもいいかな・・・?と小澤さんと相談して、ご紹介することにしました。

元気に成長してくれるといいですね。

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ちょうどご来園された女の子と。 


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最近生まれたヒナたち 

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6月8日 春から夏にかけては、鳥たちのヒナが毎年多く生まれます。今回は最近当園で生まれたヒナのなかから、3種類をご紹介します。

まず上の写真は、スイレンプールゾーンのクジャクバトのヒナです。この3月に当園に来たクジャクバトが、もうヒナを孵していました。

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場所は、ポポちゃんたちのいるコーナーから、スイレンプールゾーンに入る入り口のすぐ脇のちょっとしたスペースです。クジャクバトたちはここで生活しているようで、ほかにも卵を温めているハトがいました。

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こちらは水辺の鳥とのふれあいゾーンのショウジョウトキです。 以前から卵を温めていましたが、このほど待望のヒナが誕生しました。 写真はショウジョウトキの巣と両親です。

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申し訳なかったのですが、ちょっと退いてもらいました。孵ったばかりのヒナと、卵がまだ一個ありました。

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ヒナの大きさは直径8cm程度だったように思います。親鳥とは全く別で、真っ黒です。まだ眼が開いていないようですね。

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最後は先月5月の7日と14日に生まれたマガモのヒナ。この子らはポポちゃんたちのいる場所に展示されていますので、ご覧になった方も多いと思います。かなり成長してきました。

ほかにも、シロクジャクや、フクロウなどが生まれています。その中から次回は、アフリカオオコノハズクのヒナをご紹介したいと思います。


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ファラオワシミミズクの成長 その2 

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6月6日 前回に引き続きフクロウの話題です。きょうは今年の2月14日に生まれた、ファラオワシミミズクのその後の様子をお伝えいたします。

前回この子のことをお伝えしたのは4月の26日で、あれからおよそ1ヶ月強が経ち、ヒナの産毛もほとんど抜けて、大人のフクロウに近い感じになってきました。写真で後頭部にチョボチョボと生えている毛が、ヒナのときの産毛の残りです。

ファラオワシミミズクは、かなり珍しい部類のフクロウで、そのヒナが孵ったのは、当グループでは初めての経験です。

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ベンガルワシミミズクのゾロと。

珍しいのですが、同じ仲間のベンガルワシミミズクなどによく似ています。体の色もこの子はベンガルとほぼ同じ。富士花鳥園にいるファラオがもっと淡い感じの色だったので、ファラオはベンガルより色が淡いんだ・・・と思っていたのですが・・・ 大人になるとまた変ってくるかも知れないです。

体の大きさは、ベンガルより若干大きいようで、ベンガルより重たいと小澤さんは話していました。

それにしてもゾロ君、完全に引いていますね。

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翼を広げたようす。素人が見た感じでは、ベンガルワシミミズクとトルクメニアンワシミミズクの中間のタイプのような感じを受けました。翼を広げた長さは、約1mほどはあるのでしょうか?こちらもベンガルより若干大きいです。

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スタッフの小澤さんと。 この子は「ファラン」という名前になりました。

そのうちショーに出るの? と聞いたら、この子はふれあいに使うと話していました。まだもう少し先ですが、この子と一緒に写真が撮れるようになるそうです。

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横顔です。性格はおっとりしていて大人しいです。この子ならふれあいにとても向きそうです。
耳のような飾り羽根も見えるようになってきました。

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このファラオワシミミズクは、ごく希に出張で出かけることはありますが、いつもはポポちゃんたちのいるフクロウのシッティングコーナーにいます。ご来園されましたら、また見ていってください。


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久しぶりに アスカ 

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6月4日 今回は昨年の春に生まれ、今ではもっとも無難にショーをこなしてくれている、ベンガルワシミミズクのアスカをご紹介いたします。

ベンガルワシミミズクは、ユーラシア大陸や北アメリカ大陸、アフリカ大陸などに広く生息しているワシミミズクの仲間のなかでも、インド周辺に分布するワシミミズクです。体の大きさは体長50cmほどで、大型の種類のいるワシミミズクの仲間のなかでは中型のフクロウですが、体長50cmを越すフクロウはやはり大きいです。でも、大きいですが人に馴れやすく、あまり人を怖がらないので、フクロウの飛行ショーには向く種類です。

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アスカは昨年の3月に当園で生まれました。6月にはほぼ大人のフクロウになり、名前の募集を行いましたが、なかなか決まらず、決まらぬままに名無しのまま7月にはショーに登場し、生後4ヶ月ほどでショーを無難にこなした優等生です。

眼が大きく眼のオレンジ色が濃い、それがアスカの特徴です。

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当園で生まれ同じように育てても、フクロウにも性格の差があって、飛ばせると、例えばカラスなどの野鳥にすぐおびえてしまって飛ばなくなってしまう子や、飛ぶには飛ぶけどスタッフの腕に飛んでこない子など、いろいろ性格に差があるそうです。そのなかでアスカは、無難に飛んでショーをこなしてくれる優等生です。

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それと、体つきが他のベンガルワシミミズクより少しだけ大きいのか、見ていると立派な感じがします。羽根の痛みなどもほとんど無いので、翼を広げたときに美しい写真が撮れます。

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スタッフの腕から、止まり台に移った瞬間。羽根がほわほわなので例えばネコ以上に体が大きく見えますが、実際にはずっと軽いです。眼を閉じていますが、フクロウはあまり近くのものは見られないそうで、それで、エサを食べるときなども瞳を閉じます。

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生後1年が経ち、凛々しい大人の風格も感じられるようになってきました。

このアスカのショーは、午後1時からのショーにヘビクイワシのキックちゃんなどとともに登場します。大温室南がショー会場になりますが、雨の日は屋内のポポちゃんなどのいるコーナーにてショーが行われますので、ご来園の折はみなさんぜひ見に来てください。



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かりんの換羽 

今週一週間 ペンギンのカリンがお休みします。
今回は、今年もペンギンのカリンの換羽(とや)がはじまりましたので、そのお話をします。

いつも午前11時と、午後2時に行っている、ペンギンとの写真撮影で、小学生のお子さんを担当しているケープペンギンのカリンが、昨日6月1日から換羽(とや)にはいっており、ふれあい写真撮影が行えません
今週いっぱい、小学生のお子さんのペンギンとの写真撮影ができなくなりますので、よろしくお願い申し上げます。

ペンギンとの写真撮影に、お客様と一緒に写ってくれるペンギンさんは、どの子でも良いわけではなく、やはり性質のおだやかな子に限られ、カリンともう一羽が担当しているのですが、もう一羽のほうは子供が嫌いで、噛んだりするのでお子さんとの撮影がきないのです。

中学生以上ならOKとのことでした。もちろん大人の方なら十分大丈夫です。小学生のお子さんだけ、写真撮影ができない。ということです。また、小学生以下のお子さんとの撮影は、安全を考え、もともと行っておりません。

今週一週間の間、どうかご了承ください。

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カリンです。換羽前で、太っています。なぜ太っているかというと、自然ではこの換羽の期間中、海に入ってエサを取ることができないので、換羽の期間中は絶食してしまうのです。ですから換羽前は、換羽の期間中食べなくても良いように、どんどんエサを食べて太っておくのだそうです。

すごいですね。

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まるまるしています。

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お腹の下の毛は、すでに抜けかけています。

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今週はいっしょに写真が撮れなくてごめんね。しばらく待っててね。

※ 今回は昨年のこの時期のブログを流用しました。