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鳥達のごはん。 

11月30日。こんにちは、バードスタッフ温室担当の石山です。
今日は、鳥たちの餌についてご紹介します。

鳥の種類によって餌もいろいろ。
そのなかで、果物や野菜の準備風景を見てみると。


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夕方にあげるえさは、いつもこのように用意されます。

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全部こうして手で切っています。なので、愛情たっぷり!!

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八百屋さんから無料で頂いた、大根の葉っぱ。
小さく刻んで、インコや、水鳥のごはんとなります。

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これは、蒸かしたさつまいもを切ったもの、インコさん大好物の一品。

これらの、果物や野菜を組み合わせて、それぞれの鳥に与えます。
例えばオオハシだと、バナナとりんご、インコだとバナナ、りんご、さつまいも、菜っ葉など。
夕方餌やりの時間になると、お客様も一緒に無料で餌やりができますので、是非体験してみて下さい。
ありがとうございました。


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カメラのレンズにご用心! 

11月29日 いよいよ冬がはじまりますが、これから暖かくなるまで、当園にご来園されるカメラマンの方に、ちょっとお伝えいたします。


実は、ご存知のようい当園の園内の大部分は温室で、園内は日中低くとも23℃ほどには保たれています。冬場でも温室内は快適な環境。春を先取りしたような光景です。

でも、特にフクロウとのふれあいや、コガネメキシコのいる「ふれあいゾーン」には、スイレンプールがあり、頭上に花を吊らない分、光が届くため温度も晴れた日の日中は25℃前後と高く、スイレンプールの水が気化するので湿度も温室の窓を閉めると60%前後に上がります。


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ですから、カメラを持って、外からいきなりこのゾーンへ入ると、一瞬でレンズが曇ってしまうのです。


それでも、小型のカメラやメガネ程度でしたら比較的短時間で曇りも晴れるのですが、写真のような一眼レフの大口径レンズなどですと、10分や15分間くらいは曇りは取れません。


冬場になると、「レンズがくもっちゃって・・・ 」というカメラを持たれたお客様の声をよく聞きます。


せっかくご来園されて、これから写真を・・と思ったときにこれでは大事な時間が失われてしまいます。特に目の前のすごいシャッターチャンスに写真が撮れないのは、とても残念です。

そこで対策としては、事前に光学レンズ専用の曇り止めを使用されるか、お車のの中でなるべくカメラを暖めておかれると良いと思います。


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ポポちゃんと、いつも使っているカメラ Canon EOS1DsMarkⅢです。レンズは曇ることがわかりやすいように水晶玉のような前玉のEF85F1.2Lをはめてみました。本体とレンズで2kg以上の重さがあります。大きくごっついカメラですが、慣れれば重さも何とも感じませんし、良いカメラです。

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10分はゆうに経って、曇りもやや晴れたて来たのですが、この調子。これじゃ風呂場のポポちゃんです。

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その後曇りもやや晴れて、ソフトフォーカスですか・・・ 遊んでしまいました。

そんなことで、みなさんも気をつけていただければと思います。


鳥たちの名札 

11月28日 今日からバードスタッフを中心に、園のスタッフにもこのブログに参加してもらい、できるかぎり毎日更新してゆくことになりました。

掛川花鳥園の舞台裏に関する情報なども含めスタッフのサイドより、より詳しくご紹介してゆきたいと思いますので、今後とも宜しくお願い申し上げます。

そんなことで、今回は鷹匠ショーのスタッフで、このブログでも時々登場している小澤さんにお願いしました。

たくさんの拍手、おねがいしますね。





こんにちは、バードスタッフ小澤です。
今日は、鳥たちの名札についてご紹介します。

掛川花鳥園にはたくさんの鳥たちがいます。
なかには、スタッフにも見分けがつかないそっくりさん達も...
そんなときに役に立つのが、個体識別のリングです。
1羽1羽の脚に番号のついたリングをはめておくことで、たとえば「何番は以前病気になった」「何番と何番がペア」などの記録がしやすくなります。

今日は、まだリングがはめられていないオオフクロウの「くるみ」ちゃんにモデルになってもらいました。

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これがリングと、それを装着する専用のペンチです。
リングには番号やアルファベットが書かれています。この数字や記号の羅列は、世界に1つしかありません。
今日からこの番号が「くるみ」ちゃんの個体識別番号です。
これを「くるみ」ちゃんに装着するわけですが…

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もちろんじっとおとなしく付けさせてはくれません。暴れて怪我をしたり羽を痛めてもいけんませんし、スタッフを噛んだり引っかいたりしないように、安全な固定法、「保定」しておこないます。
これで、鳥も人も安全です。

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きれいにはまりました。
でもとっても毛深いのでほとんど見えないですね!

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無事終わりました。「やれやれ、びっくりしたなァもう!」という表情の「くるみ」ちゃん。
お疲れ様でした!

掛川花鳥園に遊びにいらしたら、鳥たちの脚にも注目してみてくださいね。
でもフクロウは毛深いのでたぶん見つからないよ!

初冬の大温室の花 

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11月27日 きょうは先日の11月23日の園内の様子から、大温室の花の状態と、咲いている花をご紹介します。

この日は予報では曇りから夜は雨とかでしたが、日中は穏やかな小春日和の晴天で、大勢のお客様で賑わっていました。

花も春場の満開には及びませんが、時々ご来園されるお客様の眼にはどうなのでしょうか。じゅうぶんきれいなのでは・・・と思います。花の下で、楽しげに食事を楽しまれるご家族やグループが印象に残りました。

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この場所でいちばん多い花はインパチエンスで、全体の約半数を占めているように思います。ピンクが中心で、白、白にピンクの覆輪、オレンジ、ローズ、スカーレットなど多彩です。また、葉が濃い緑色で鬱蒼感があり、当園では好んで使っています。この花が満開になる早春の温室は、ものすごくみごとです。

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こちらは、ストレプトカーパスのサクソルムという種類です。一般的なストレプトカーパスとは異なり、吊り鉢で栽培すると茎がややつる状に枝垂れて、みごとなくす球状の株に直径4cmほどの可愛らしい花をたくさん付けます。

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変ったところでは黄花のブーゲンビリアもほんの少しですが咲いていました。ブーゲンビリアは春先が開花最盛期で、その頃にはたくさんの品種が咲きだします。

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こちらはアイビーゼラニュームの一品種。小型のピンクの可愛らしい花を咲かせていました。

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この花の下のレストランでは、そば、うどんなどの軽食が楽しめるほか、喫茶コーナーではコーヒー、ソフトクリーム、おにぎりなども販売されています。

これからの季節、外は寒くても温室の中は花でいっぱい、暖かです。園内に入ってしまえば鳥のエサ代と軽食代くらいでお金もそれほどかからないし、時間でさまざまな催しがあるので、子供さんも大人も、一日のんびり楽しめます。近隣の方には不況向けの観光地としても、とても良いところでは?と思います。


冬もやります!コンゴウインコショー 

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11月25日 きょうも大型インコが続きます。今回はもうおなじみになった、午前10時30分からの鷹匠ショーのなかで行われるコンゴウインコショーです。


以前、このショーが始まった頃、コンゴウインコは強い風に弱いので、冬場は屋内で行うようになるかも知れません・・・とお伝えしていたのですが、その後、徐々に風にも馴れ、フクロウが飛べる程度の強風なら、飛行が可能になりました。

冬の寒さにも徐々に慣らし、夜間は屋外の飼育施設のなかに箱を設けて、その内部を保温させる方法で、基本的に屋外で飼育し、冬場も屋外で様子を見ながらショーを続けることになりました。

それでも、風の強い日は3羽いるコンゴウインコのうち、風にやや弱いベニコンゴウ一羽を除いて、2羽でショーを行うなど、臨機応変に対応してゆきたいと考えていますので、宜しくお願い申し上げます。

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さて、今回の写真は一昨日の11月23日のものですが、この日もやや風が強く、多少風に流される場面もありましたが、いつも通りショーをこなしていました。

ですがどうしたことか、今回はこの撮りにくいインコの飛翔がかなり良く撮れたのです。普段はほとんどピントが合わず、全滅の日もあるのですが、どうしたことだろう。たぶん少し風に流された分、スピードが落ちて撮れる瞬間が増えたのではと思います。

エサ台の止まり木から飛び立つルリコンゴウインコ。前々回のハルクインコンゴウの晴夏とどのあたりが違うか、比べてみると面白いです。

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きれいですね。背中側はコバルトとシアンを帯びるブルー一色です。

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この写真だけは11月12日に撮影したものです。この日は3羽飛ばせており、ちょうど同じ木に止まったところです。中央と左側がベニコンゴウインコ、右端はルリコンゴウインコです。ルリとベニで背中の色彩が異なっていることがわかります。

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こちらはベニコンゴウインコです。ベニコンゴウのほうは、背中側にも赤色いや緑色の部分が見られます。

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ルリとベニ、二羽同時に。このニ羽、けっこう仲が良いみたいで、そのうちカップルになるかも、なんてスタッフも語っていました。コンゴウインコはいちどカップルになると、終生添い遂げる性質を持っているそうです。

こんな感じで、これからの冬場も基本的に屋外でショーを行う予定ですので、宜しくお願いします。



サンタ君のイライラ 

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11月23日 最近、当園のオリジナルグッズのメモ帳シリーズで、新たにインコのメモ帳を作ろうということになり、まず大型インコのメモ帳を2パターン作るべく、最近写真を撮っています。年内には完成しますので、たのしみにお待ちください。

そんなことでオオバタンのサンタ君も撮ってみましたので、今回はそのときの写真からご紹介します。

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サンタ君は、普段はバードスタッフルームにいて、お客様の眼には触れませんが、午後2時15分~45分にふれあいゾーンでお客様とのふれあいの時間が設けられています。
この時間は、サンタ君と記念写真を撮ったり、肩に乗せたりすることができます。

でも、サンタ君は花鳥園に来る以前に子供に嫌なことをされたらしく、それがトラウマになっていて、子供さんが嫌いで、当園でも残念ですが子供さんとは全くダメです。

また、スタッフに聞くところによると、サンタ君としては女性より男性のほうが好きなのだそうです。私も見たことがありますが、若い女性の方が無理に触ろうとすると、攻撃モードになったことがありました。その点、男性のほうが物静かだし、肩に乗っても安定感があるのでは、とのことでした。

ということで男性の方、良かったですね。私も数回行くうちに顔を覚えられてしまい、肩に乗せてよ~とねだられます。そして、乗ると今度は、なかなか降りてくれません。

でも、肩に乗せていては仕事にならないので、サンタ君の要望は叶えられません。

そうすると・・・・

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別名トキサカオウムの名のごとく、鴇色の冠羽をみせたこの表情は、写真としてはきれいで良いのですが・・・。

これは、サンタ君のイライラの表情です。実際には「キャーキャーギャーギャー・・」とものすごい音量で叫んでいるところです。

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「何で肩に乗せてくれないんだよ~!! あ”ーイライラするー!!」ってところです。

ものすごい音量で、鼓膜がジンジンします。 これさえなければ・・・と思うのですが・・・

一応羽根は少しトリミングしてありますので、飛べませんし、攻撃して来ないので怒っているわけではないです。ただ、肩に乗れないからイライラするのです。



動画でも撮ってみました。初めは自分で「サンタ君、サンタ君・・」とかわいい声で喋っているのですが、だんだん雄叫びモードになります。

ヘッドドフォンで、パソコンのボリュームを最大にすると、本物に近い雰囲気が体感できます。恐ろしい音量です。

オウムを飼おうと考えておられる方にも、参考になるかも知れません。

この声を聞くと、当然お客様も驚かれますが、本人はちょっとイライラしているだけですので、心配しないでくださいね。こんなこともあるんだと、予備知識で知っていただけたらと思います。

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あ”~わかった!! わかったよ。と、肩に乗せてあげるとおとなしくなり、「サンタく~ん、サンタく~ん。」とかわいい声で話し始めます。・・・・・・・困った鳥です。

そして、ベタベタモードなときはすごくベタベタに甘えてきます。とても知能が高い鳥で、鳥というより犬や猫、人間の赤ちゃんなどと同じく、感情のある生き物です。


ほんとうは、サンタ君は、誰かとずっと一緒にいて甘えていたいんでしょうね。写真を撮っていて、そんな感じを受けました。

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最後にスタッフの後藤さんと。普段は前回ご紹介した石山さんが担当していますが、石山さんがお休みのときは写真の後藤さんが担当して、サンタ君とお客様の写真を撮ってあげたりしていますので、よろしくお願いいたします。

それにしても、サンタ君、ちょっと重たそうですね。


晴夏(はるか) 

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ハルクインコンゴウインコの晴夏(はるか)、ふれあいのこみちにて。

11月21日 きょうは今年の9月に当園にやってきた、ハルクインコンゴウインコの晴夏(はるか)をご紹介いたします。

ハルクインコンゴウインコとは、ベニコンゴウインコとルリコンゴウインコとの交配によって生まれたコンゴウインコを指します。両者の中間的な色彩を持ち、ハイブリッドとしては一般的な種類と言われていますが、珍しいインコの部類に属します。

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この子は愛知県にお住まいの方より、今年の9月にアオボウシインコのくりのすけとともに当園に預けられたもので、その方はこの晴夏のホームページも作っておられますので、ご覧いただければと思います。

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体長は、およそ90cmほどでしょうか。尾が長いインコなので、それほど巨大な感じはしません。他のサイトを見ますと、ハルクインはコンゴウインコのなかでも大型になるとありましたが、晴夏は当園のルリコンゴウのルリとそれほど大きさは変らないような感じです。

また、一般的なハルクインは、胸~お腹の部分がもっとオレンジ赤色・・と言いますか、要するにベニコンゴウの赤色が強い感じなのですが、この子は明るいオレンジ黄色で、ヒマワリの花の色。飼い主さんのホームページにもありますが、「体の色が夏の花ヒマワリの色をイメージしました」というのも頷けます。

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それにしても美しいインコです。とってもおとなしいし、衝動で飼えるものではありませんが、飼いたくなってしまいます。これまで飼い主さんに大切にされていたことがわかります。

晴夏は現在9歳くらいですが、コンゴウインコは平均50年は生き、長いもので100年生きたなんて記録もあるインコなので、飼育のミスさえなければ犬やネコにょうに十数年で先立たれてしまうような心配はありません。一生付き合えます。

でも、飼育者のほうの環境が変ってしまうケースも多いです。当園にいるサンタ君もタイちゃんも、そうでした。飼い主の方が施設に入って飼えなくなった。子供が生まれてその子が鳥アレルギーだった、など。晴夏の場合も、飼い主さんはものすごく可愛がっておられたのですが、体調を崩されてしまい、止むを得ずアオボウシインコのくりのすけとともに当園に預けられたそうです。現在は飼い主さんの体調も回復され、先日晴夏に会いにご来園されたそうですが、愛知県からなら比較的近いので、飼い主さんも良かったのでは、と思っています。 そしてこんなふうに、当園では最近そんな子たちを引き取るケースも増えてきています。

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背中の羽根の色もとても微妙な色彩で美しいです。

晴夏は園内の「ふれあいのこみち」で会えますが、今のところお客様とのふれあいは行っておりません。また前の飼い主さんが女性だったことからでしょうか、当園でも松本さんなど女性スタッフには馴れているのですが、男性にはどうも馴れていないようです。

まだ先週からこのふれあいのこみちに出たばかりで、まだちょっと緊張している感じがしました。スタッフも、「まだここに出して1週間ちょっとなので、晴夏の様子を見ながらやっています。ここに出ていない時があるかも知れませんが、ご了承ください。」と、話していました。

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時々ボワッと体中の羽根を膨らませて、体を振動させます。

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最後に、インコショーと「ふれあいのこみち」を担当しているスタッフの松本さんと。 いいお姉さんに会えてよかったね。


写真コンテスト08入賞作品 その4 

11月19日 写真コンテスト08入賞作品の紹介も、いよいよ最後となりました。今回は掛川花鳥園の最優秀賞作品ほかの紹介です。

最優秀賞ほか、上位入賞作品で、いずれも眼を見張るすばらしい作品となりました。各写真のコメントは、富士フィルムイメージング(株)の専門審査員の方によるものです。。

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最優秀賞  松井大介  スリーアミーゴズ
大変美しい色合い、鳥の質感も出ており全体のバランスも良い。

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ふれあい賞  今村誠之祐  白鳥さんも触ってもいいかな
おっかなびっくりの男の子、見つける女の子、二人の仕様が可愛い。

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技術賞  東山昌弘  まどろむ午後
逆三角形の構図、バックの2羽のポスターとのボケ味が素晴らしい構成。

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優秀賞  稲葉浩哉  愛の語らい
求愛のオス、寄っていくメス、新鮮な感じがします。

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優秀賞  谷川洋昭  いらっしゃいませ…でもねむい!!ヨウム!!
何とも言えず、可愛い。インコの特徴が良く出ている。

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静岡新聞社賞  小島 渉  ヨコットリ!(横鳥)
事件発生!泥棒をカメラがとらえています。色もきれいですね。


やっと最優秀賞まで掲載できました。コンテストに応募していただいた皆様のお陰で、今年もたいへん内容の深い、楽しいフォトコンテストとなりましたこと、御礼申し上げます。

これらの作品は、花鳥園の入り口からご入園受付を通って向かって右側の壁、またはフクロウ展示施設の上のスペースに展示されています。

なお、12月に入ったら、今回のフォトコンテストで最終選考まで残った作品をあらためてご紹介いたします。楽しみにおまちください。

さて、次回はこの9月に掛川花鳥園に来て、先週か「らふれあいのこみち」に登場したハルクインコンゴウインコの晴夏(はるか)をご紹介します。



写真コンテスト08入賞作品 その3 

11月17日 きょうは写真コンテスト08から、掛川花鳥園の姉妹縁で同じく掛川市にある花菖蒲では全国的に知られた名所、加茂花菖蒲園部門の入賞作品をご紹介いたします。

加茂花菖蒲園の写真コンテストは、5月~6月の開園期間のみ行われ、コンテストの案内も、花菖蒲園の園内の休憩所に大きなポスターを1枚貼ったのと、ブログで一回ご紹介しただけですが、それにも関わらず多くの作品が寄せられ、たいへん嬉しく思いました。この場をお借りしてお礼を申し上げます。

それにしても、同園はカメラマンが多く来られます。数年前と比べても、一眼レフを持参されるカメラマンが多くなってきており、写真撮影の団体も何団体もご来園され、中高年の写真ブームがとてもよくわかります。

加茂花菖蒲園は、花菖蒲の花の美しさも然ることながら、緑深い杉の木立、江戸時代からの庄屋屋敷など、ロケーション的に他の花菖蒲園には無い良さがあり、そんなところが長らく人気を保っている理由と思われます。

受賞作品は、本来なら加茂花菖蒲園側のブログで掲載すべきところですが、同園が現在閉園期ですので、ブログ更新もビジターも少ないため、こちらにてご紹介いたします。各写真のコメントは、加茂花菖蒲園の花菖蒲栽培担当兼、このブログの管理者の永田によるものです。


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最優秀賞  榊原勇夫  カモさん早く行ってよ~
最優秀賞にふさわしい、美しい作品ですね。6月の梅雨時の風情、水に映る花菖蒲とカモ、楽しそうなお子さんの表情など、一瞬のできごとをよくとらえたと思います。

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技術賞  牧田善昇  花菖蒲咲く頃
同園の土蔵を取り入れた象徴的な風景です。画面の構図、人の配置など作者の高い技術が伺えます。梅雨時の湿った空気、風情がとても感じられる作品です。

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優秀賞  木村ちづ子  散策
庄屋屋敷の白壁と、水に映った花菖蒲が印象的な作品です。この池は、実は深さ10cmほどでとても浅いのですが、こうして見ますと、それなり深さのあるよい池に見えます。


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静岡新聞社賞  柴田幸市  うららか
手前は「ピンクフロスト」というアメリカで改良された花菖蒲。でも淡いピンクがやさしくて、「うららか」という作品名も頷けます。

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掛川市観光協会賞  深澤和俊  花の架け橋
浅い池に掛けられた八橋を渡る女性。花菖蒲はほんとうに水が似合います。栽培するには水があるとあまり良くない場面もあるのですが、観賞には水がないとだめですね。水があると花菖蒲の日本的な美しさが一層増幅されます。

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加茂花菖蒲園賞  早瀬康央  みんな注目
地元の小学生の社会見学(たぶん)でのひとこま。6月の梅雨の晴間の日差しがまぶしい、楽しい作品です。この写真は、加茂花菖蒲園賞ということで、同園スタッフの私(永田)が選定させていただきました。

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スタッフ賞  鈴木彰久  初夏の花菖蒲
私にとっては6月の見慣れた風景ですが、太陽が衰えるこの季節に見ると、初夏の強い日差しや生命の躍動が感じられます。

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特別賞  坂藤秋博  仕事中
アメリカで育成されたピンクフロストという花菖蒲と、その花粉を集めるマルタマハナバチです。このハチ、花菖蒲が咲くとよく現れます。でも、動きが早いので写真のように脚に付けた花粉まで克明にとらえるのはかなり難しいです。

最終選考までのこった作品 
竹本令以子/満開   釼持吉敬/花競う   千頭和政彦/「揃い咲き」  秋山祐三/夏への想い   坂藤秋博/昼下がり  大久保秀俊/祈り  深澤和俊/紫の世界

これらの作品は、掛川花鳥園入り口からご入園受付を通って向かって右側の壁、またはフクロウ展示施設の上のスペースに展示されています。

さて、次回は最終回。掛川花鳥園の最優秀賞作品など6点をご紹介いたします。

写真コンテスト08入賞作品 その2 

11月15日 前回に引き続き、掛川花鳥園の写真コンテスト08入賞作品をご紹介いたします。各写真のコメントは、富士フィルムイメージング(株)の専門審査員の方のコメントです。


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フラワー賞  坪田広樹  掛川の朝日  
シンメトリーの美しさが良く表現されています。

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バード賞  岩田明訓  褐色のスナイパー  
見事に瞬間の美を捉えた。

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ユーモア賞  加藤公義  お!のってるヤッター  
子供の表情が、いかにも嬉しそう。

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ネーミング賞  溝口靖絋  北の白い狩人  
写真的にも素晴らしい出来栄え。白い羽が際立って美しい。

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掛川花鳥園賞  稲勝純代  絆  
全体的にブルーがかかっていて、美しい写真。鷹匠と鳥の信頼が伝わってきます。

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掛川観光協会賞  岩本雅志  待って待って!今あげるから  
女の子の表情が良いですね。確かに待って!という気持ちが伝わってくる写真です。
この写真いいですね。楽しさがすごく伝わってきます。Toshihiro

これらの作品は、入り口からご入園受付を通って向かって右側の壁、またはフクロウ展示施設の上のスペースに展示されています。

※ 次回11月17日は、加茂花菖蒲園の作品の紹介です。


写真コンテスト08入賞作品 その1 

11月13日 今日から4回にわたって、今年の3月から9月まで応募させていただいた、掛川花鳥園・加茂花菖蒲園 写真コンテスト08の入賞作品をご紹介いたします。

今回の写真コンテストでは掛川花鳥園145名 328作品  加茂花菖蒲園 45名 97作品と、たいへん多くの方々にご応募いただき、その中から全部で26点の入賞作品を選定させていただきました。昨年度の写真コンテストでは、掛川花鳥園は132名291作品、加茂花菖蒲園は22名44作品でしたので、年々応募される作品の数が増えてきており、たいへん有難く思いました。

今回掲載する画は、応募された方よりお送りいただきました四つ切りサイズのプリントを、スキャナで読み込んだものなので、実物と比較し、色彩がやや暗かったりする場合がありますが、ご了承ください。


それでは、まず掛川花鳥園の入選作品から、ご紹介いたします。
各写真のコメントは、富士フィルムイメージング(株)の専門審査員の方のコメントです。

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特別賞 中坂美喜子  和む
売店の写真には見えない美しさが漂っています。

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入 賞  丸岡アンシャンドレ・ユーゾー  SPLASH
フラミンゴの水浴びシーンです。水しぶきが早いシャッタースピードでよく撮れています。羽根の紅色も美しいです。

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入 賞  加藤友達  小さな忍者
アフリカレンカクのヒナ。可愛いのですが、写真を撮ろうとすると、なかなか良いシャッターチャンスが少なく、しかも素早く動くので撮りにくい鳥です。

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入 賞  藤井博之  美  
シロクジャクが羽根を広げているシーンです。繊細な美しさに溢れています。

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入 賞  名倉正和  かわいいフクロウのヒナたち  
4羽そろってこちらを向いています。こういうチャンス、なかなか無いんです。

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入 賞  牧野光伸  飛翔  
コガネメキシコインコの飛翔シーン。コガネが旋回するところですが、お客様も入って構図もよく、そのなかでみごとに旋回の場面が写っています。


最終選考まで残った作品  
牛田勝久/笑顔?いいえ寝顔   遠藤功視/おいしいかな?   小柳津友次/静かな水辺   増田聡子/きらめきの時間   浜本正弘/一歩一歩   西尾美代子/花影   西村信子/あ~ん!   千賀和彦/瞳をとじて   武本茂/飛べない鳥の青空  遠藤晶/そちらはどうですか?   太田和美/見上げた先に…。   大田政行/うっとりアンソニー   中村卓尓/クジャクの舞  中谷照雄/白扇   中谷照雄/ライバル   柴田昭/水面のファンタジー   順不同


これらの作品は、入り口からご入園受付を通って向かって右側の壁、またはフクロウ展示施設の上のスペースに展示されています。


花鳥園の売店 

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11月11日 きょうは花鳥園のお土産物、グッズ類の売店を紹介します。

当園の売店は、長屋門内部、ご入園受付の左右にあります。上の写真は長屋門の内部の様子ですが、写真中央右側の光が差し込んでいる部分が、ご入園入り口、写真左端が売店会計となっています。

当園の売店は、特に鳥関係のグッズが多く、鳥ファンには楽しいところです。

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まず、こちらは先日もご紹介したオリジナルの絵葉書です。

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同じく当園オリジナルで人気ののポポちゃん、ココちゃんのクリアファイル。その右横にオリジナルのメモ帳が並びます。

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鳥さんをデザインしたストラップ、キーホルダーも多数ありますが、こちらはポポちゃんの3連ストラップ(500円)です。7月に売り出されましたが、依然として人気が高いアイテムです。

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縫いぐるみも一区画、さまざまな製品が販売されていますが、こちらはオリジナルのオオハシのぬいぐるみです。

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ふくろうの貯金箱もいろいろあります。この写真の両サイドは、ちょっと暗いですが、フクロウの展示施設になっています。フクロウグッズは他にも多くの種類があり、グラスやマグカップなどの食器や、木製や石彫の置物類。ぬいぐるみ、ストラップ、細かなものでは箸やみみかきまで、様々なグッズが並んでいます。

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珍しいところでは、バリ島から輸入した鳥グッズ。木製で南国的な雰囲気があり、価格もそれほど高くないです。

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同じくバリ島の鳥グッズ。カモやハクチョウなどの小物入れ、置物です。木彫りの素朴さがいいですね。こんな感じで、とても全て紹介できませんが、ほかにも様々な品があります。残念ながら通信販売は行っておりませんが、ご来園の折にはぜひ見ていってくださいね。

なお、次回から4~5回にわたって、写真コンテスト08の入賞作品をご紹介いたします。楽しみにお待ち下さい。


シロフクロウのハリー 

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シロフクロウの飛行ショー 午後3時から

11月9日 晩秋から初冬へと移り変わる頃となりました。今日からまた一段気候が下がってくるようです。そして当園の鷹匠ショーでも、冬の主役、シロフクロウのハリーが先月末から登場するようになりましたので、今回は少し詳しくご紹介します。


このシロフクロウという鳥は、フクロウの仲間のうちでも北極圏のツンドラ地帯に生息する大型のフクロウで、成熟したオスはほぼ体全体が純白、メスは白に黒褐色の斑点が入ります。その体色から、英名をSnowy Owlと言います。夏場はツンドラの平原でレミングなど小型のネズミを獲って繁殖し、冬場は寒さをしのぐためにユーラシアや北アメリカの亜寒帯まで南下し、日本でも冬場に北海道で希に見られるそうです。

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当園のハリー君は、昨年の秋に姉妹園の富士花鳥園で生まれたオスのシロフクロウで、人の手で育てられたのでとてもよく馴れており、今年の冬場、生後間もないうちから飛行ショーをこなしてきました。夏の暑さに弱いフクロウなので、5月末からショーを休んでいましたが、先月末から再び登場しました。

上の写真は今年の2月と、最近の11月に撮影したものです。さて、違いがあるのですが、おわかりになりますでしょうか?

実はハリー君、夏場休んでいる間に、換羽して黒い斑点の羽根が生え変わって、白さが増したのです。ハリー君はオスのシロフクロウなので、成熟するに従い白さが増して来るんです。スタッフはあと数年経てば、ほぼ純白のシロフクロウになると話していました。

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ショーはギャリーさんのところまで飛んで行くと、エサがもらえるというスタイルで行われます。ハリーはギャリーさんを自分の親と思っているようで、ギャリーさんが止まり台を設置し「ハリー!」と掛け声をかける間もなく、彼のところまで飛んできてしまうこともしばしばです。

ハリー君のショーは、午後3時からの鷹匠ショーのなかで行われます。他の時間帯のショーの中では行われませんので、ご注意ください。1回のショーの時間は約5分間くらいです。
なお、ギャリーさんがお休みをいただく月曜日、雨の日や風がとても強い日、またフクロウの体調などの都合で、ショーをお休みする場合がありますのでご了承ください。

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大型の白いフクロウが飛ぶ姿は、とても優美で美しいものです。

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写真の掲載ミスじゃないですよ。このシロフクロウの時だけではないのですが、ショーの最中には、けっこう色々な邪魔が入ります。多いのはカラスとか、トビ、サギ、ウなどの野鳥です。フクロウは強い鳥と思われがちですが、実はとても臆病な鳥で、こんな野鳥を見ると怖くて体が固まってしまうのです。

そしてごくまれにですが、上空を戦闘機も飛びます。ここ掛川は浜松にも近いので、浜松の空自基地からです。この「鳥?」は爆音をとどろかせて飛ぶので、フクロウもびっくりです。

ギャリーさんのいたイギリスでは、バードパークなど鷹匠ショーを行う場所がなんと200ヶ所ほどもあるそうですが、イギリスでは飛行機はそんな会場を避けてフライトするようになっているとギャリーさんが以前話してくれました。鳥の飛行ショーへの理解や配慮があるなんて、さすがなもんだな~と感心しました。

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そして、エサはなんと!ヒヨコです。ショーの進行中は小さな肉片をつまむ程度に与え、ショーの終了後に、様子を見てまだ欲しそうな時は、このようにまるのまま一羽与えることもあるようです。でもこんな大きなヒヨコでもまるのまま飲み込んでしまうんですね。

当園の猛禽の多くは、ヒヨコを食べています。このヒヨコは採卵用のメスを選別した後の、オスのヒヨコを孵化場から買ってきて冷凍保存したものを解凍したものです。猛禽類は肉食鳥です。ヒヨコにはとても可哀想なのですが、スーパーで売っている例えばささみやもも肉では体全体でないので、必要な栄養分、ミネラルなどが不足してしまうのだそうです。

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ショーが終わってエサをもらうハリーとギャリーさん。ショーは午後3時からで、晩秋の陽が傾き、オレンジ色の光に包まれます。

これから外は寒くなって行きますが、それを感じさせぬほど美しい冬の鳥です。ご来園の折には、ぜひご覧くださいね。



テラスライム 

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11月7日 きょうは大温室の花の下のレストランの、いちばん奥の場所にあるテラスライムのコーナーをご紹介します。

テラスライムとは、サントリー(株)が育種し売り出しているサツマイモの仲間の観葉植物です。
学名Ipomoea batatas で、サツマイモと同じです。ですからサツマイモのようなイモも採れます。神戸花鳥園ではこのイモをサツマイモのように茹でて食べてみたそうですが、パサパサであまり美味しくないそうです・・・

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この植物は、花はほとんど咲きませんが、清々しい黄緑が美しく見ていて気持ちの良い植物です。この場所で夏過ぎ頃から伸び始め、今現在はご覧のように、35鉢ほどが、長いものでおよそ3.5mくらいに垂れ下がった状態になっています。

夏場用の花壇用植物として、最近では春~夏の園芸店やホームセンターでもよく見られ、植えつけたことのある方もあると思います。
花壇や窓辺のプランターに適しますが、当園ではその植物も吊り鉢に仕立てて、こんな風に大きくしてしまうんです。大きくすると花壇苗とは別物のような迫力が出ますし、たくさん吊るすと、周囲とはまた違った、鬱蒼としているけれど清涼感のある、黄緑色の空間ができあがります。


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そしてよく見ると、葉の形が2種類あるようです。こちらはサツマイモのような丸型の葉のタイプのもの。

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こちらはアサガオのように、切れ込みの入る葉型のものです。

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この場所には40テーブルほどがありますが、喫茶軽食売店などからも遠いところにあるため、日曜日でも空いていることが多いです。ですから、けっこうのんびりできる空間です。


写真コンテスト 審査 

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11月5日 今回は今年の春から9月30日まで、長期間にわたり応募させていただきました、掛川花鳥園写真コンテスト08の応募作品総数、作品テーマ内訳などについてご報告いたします。

今回の写真コンテストでは掛川花鳥園145名 328作品  加茂花菖蒲園 45名 97作品と、たいへん多くの方々にご応募いただき、その中から全部で26点の入賞作品を選定させていただきました。昨年度の写真コンテストでは、掛川花鳥園は132名291作品、加茂花菖蒲園は22名44作品でしたので、年々応募される作品の数が増えてきており、たいへん有難く思いました。

それとともに、ほんとうに年々お送りいただく写真の質もアップしてきており、眼を見張る作品がたいへん多くなってきたことも特徴です。一人3作品までの応募ということで、多くの方が3作品応募してくださいました。

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お送りいただいた作品は、先日、協賛の富士フィルムイメージング(株)の専門審査員によって審査され、特選、入選、それぞれ出揃いましたが、掛川花鳥園賞として、いつもブログを担当している私(永田)に選んでもらいたいとのことでしたので、私が拝見させていただき、上のギャリーさんを撮影された「絆」という作品を掛川花鳥園賞として選ばせていただきました。

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ちょっと見難いでしょうか、スタッフが作品のテーマ別にメモ書きしたものです。

よく見ますと、コガネメキシコインコをテーマにした作品がもっとも多く、ほかフクロウ、アフリカレンカク、クジャクの作品などが多いです。

そして、選考する側としては、なるべく別のテーマから選びたい・・といった気持ちもあるそうです。

例えばアフリカレンカクで秀作が揃ってしまうと、いくら良い作品でもそうそうレンカクばかり入選にするわけにいかないので、別なテーマで・・・ということになりやすいそうです。そういった意味では、競合相手の少ないテーマにされるのも、一つかな・・と思いました。

そのことからすると、花をテーマにした作品が圧倒的に少ないので、花は絶対穴場ですね。

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本年度の写真コンテストの表彰式は、今年の12月14日(日)に当園にて行います。受賞者の方には今週中(11月上旬)くらいに、郵送で通知をお送りするそうです。

また、今月中下旬頃より2~3回に分けて、今回の入選作品をこのブログにてご紹介いたしますので、楽しみにお待ち下さいね。


晩秋の3連休 

11月3日 きょうは昨日の11月2日の園内の様子を紹介します。

昨日はちょっと風の強い日でしたが、天気も良く、3連休の中日とあって大勢のお客様で賑わっていました。

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先日ご紹介した水辺の鳥のふれあいゾーンです。ここは賑やかです。きょう行ったら、施設内の池などのレイアウトが少し変更されていました。スタッフに聞いたら、まだ少し変るかもしれないですが・・・。とのことでした。

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大温室に入ったすぐ右側にある手工芸品のブース。手前が硝子工芸のGALASSIAさんのブース。奥が石ころ彫刻の土屋誠一庵さんのブースです。もう一つ手前にはりくりくさんのブースもあるのですが、すみません、写ってませんでした。

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花の下のレストランも、お昼時はまあまあ埋まっていました。この場所の頭上には、数多くのハンギング仕立ての花々が吊ってありますが、夏場よりも花の数も増えてまきました。春先の満開には及びませんが、じゅうぶんきれいです。

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午後1時からの鷹匠ショーです。ちょっと風が強かったですが、寒いと言うほどでもなく、屋外でショーを見るには良い頃でした。

それにしても・・・、ギャリーさんはきょうもノースリーブで、寒くないのかな~と思ってしまいます。おまけに先週からカゼひいていて、咳してるのに。

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3時からのショーでは、冬場の主役、シロフクロウのハリーが登場しました。夏場飛んでいなかったので、ここ暫く訓練を受け、10月31日からショーに出ています。このハリーのショーについては、もう少し写真を撮ってから、あらためて紹介しますね。

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長屋門内部のお土産&グッズの売店コーナー。手前にあるのは当園オリジナルの絵葉書です。受付のスタッフが合間をみてプリントしているものです。でもけっこう売れてるそうですよ。有り難うございます。いちばん人気はポポちゃんですが、最近はココちゃんの絵葉書も人気だとか。この当園の売店も、あらためてご紹介することにしますね。


今日11月3日も、予報は曇りとのことですが天気は持ちそうです。晩秋の穏やかな一日、のんびり楽しんでいってくださいね。


冬鳥  

11月1日 今日から11月になり、季節は晩秋から徐々に初冬へと移り変わる頃となりました。

雨の後の寒波と、穏やかでもなんとなく物悲しい小春日和がこれからしばらく続きますが、温室の外にある水鳥池では、10月頃より越冬のため渡ってきた冬鳥が見られるようになりましたので、ご紹介します。

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まず、よく見られるのはこのハシビロガモです。マガモに似ているため、注意して見ないと気が付きませんが、クチバシの幅が広いためこの名があります。多くは警戒心が強くあまり近寄って来ませんが、よく馴れていて、岸近くまでエサを食べに来る個体も数羽います。毎年この池に来ている常連なのでしょうね。もうここでのエサの採り方を覚えているようです。

なお、この写真は今年の4月上旬に撮ったものですが、これから約半年間、このカモたちは花鳥園の水鳥池で暮らすわけです。

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今年は10月初め頃よりハシビロガモが渡ってきたそうで、ここへ来ればエサがあることがわかったのでは・・とスタッフも話していました。

上の写真は、今年渡って来た鳥を、さっそく撮ったハシビロガモのオスですが、羽根の色が・・・今ひとつ綺麗じゃありません。何ででしょうね。まだ冬毛に換羽していないような・・・

なおマガモとの違い、見分け方は、簡単にはオスのくちばしが黒いのはハシビロガモで、黄色いのがマガモです。

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この写真は、今年の2月に撮った真冬のハシビロガモですが、オスは胸から首にかけて真っ白で、頭部の羽も濃い青色をしています。

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こちらはマガモです。もともとこの池には当園で飼育しているマガモがいますが、野生個体も飛来して来るようです。ほか、今回は写真を紹介できませんでしたが、コガモなども少数やってきます。


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さて、こちらはキンクロハジロというカモの仲間です。黒褐色の頭部に金色の眼。腹側は白く、後頭部に長く垂れ下がった冠羽が特徴の美しい鳥です。この写真は先日の10月29日に撮影したもので、水鳥池の奥のほうに約20羽くらいの群れがいました。

濃茶褐色のほうがメス、黒褐色のほうがオスだと思います。オスの腹部はもっと真っ白になるのですが、何か薄汚れてますね。

美しい鳥なのでアップで写したいのですが、この鳥は警戒心が強く、撮影場所からは40~50mくらい離れており、なかなか近くに来ません。一羽を大きく撮るためには、600mmくらいの望遠レンズが必要かも・・・

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キンクロハジロの群れ。この鳥、個人的にも好きなんです。冬毛の黒と白のコントラストがきれいで、金色の小さな目が輝いていて。真冬になったらもっと美しくなるでしょうか。

花鳥園で鳥を撮っていますと、こんな野鳥にもだんだんと興味を持つようになって、野鳥が撮りたくなり、手持ちの300mmの望遠では、ちょっと(・・・いや、かなり)遠いなあ・・・と、よく思うようになりました。でも、これ以上の望遠は高額すぎるし・・・。今年の冬は、カメラレンズにテレコンでも付けて、せいぜい450mmくらいにして撮ってみようかな。と思っています。

それから、屋外はどうしても野生の鳥も来るので、エミューとか白鳥など屋外の鳥とふれあった後は、温室に入ったすぐのところで手を消毒してくださいね。